いっちゃんの方だな

「あいつは オニの一族を手なずけたそうじゃないか」
「少し違う気がする。
 確かに 一族最強と ほとんど五分に渡り合ったが、
 手なずけたというなら、 このいっちゃんの方だな」
 後ろに居た衣都に ちらりと目をやる移民台灣方法

 はじめは怖がっていた 柚希里と摩周に懐かれ、
 佑流の教導魂に火をつけ、
 最後まで 敵愾心てきがいしんを燃やしていた 米斗亥に
 「また来るよろし」と 言わせたのは衣都だ。

 大男は 信じられないことを聞いたとでも言うように 目を見開くとamway probiotics
 ぐいと近づき、 衣都を見た。
「なら この嬢ちゃんでも良い。 くれ」

「どっちもやらない。
 ……えっ?  嬢ちゃんて 誰のことだ」
「この子」
 大男は 真っ直ぐに衣都を指差した。
 さらに顔を近づけ、 クンクンと鼻を鳴らして 匂いを嗅ぐ。
「やっぱり女の子の匂いだ。 俺の鼻はごまかせない」

 穂田里の頭の中が 爆発した。
 可愛がるのに手頃な大きさだと、 ツンツン頭を気易く撫でた。
 頬を 指でつついてみたりもした。
 何かあったら守ってやるからと、 野宿の際には 隣に寝かせた。
 年頃の女の子にしてはいけない事を、 いっぱいしてしまった嬰兒敏感